2005-10-09

KNOPPIXのQTPartedでパーティション設定

とある会社で導入するThinkPadのハードディスクを2パーティション構成にするため、1年半ぶりにKNOPPIXを使ってパーティション設定を行いました。やり方をすっかり忘れていてちょっと手こずりました。

ThinkPadを購入された方はお分かりだと思いますが、Cドライブのみの1パーティション構成なので、Dドライブを設定する場合、市販のソフトなどを使ってパーティション設定を行わなければなりません。昨年T42を購入した際は、KNOPPIX 3.4を用いて行いましたが、今回は4.0.2のCD-ROM版をダウンロードして作業しました。

KNOPPIX 4.0.2のISOイメージからCD-ROMを作成し、ThinkPadをCDから起動するとKNOPPIXが起動します。そこで"QTParted"を使用してパーティションの設定を行うのですが、注意点がいくつかありますので、まとめてみます。
なお、"QTParted"についてはGoogleなどで検索してみてください。すでに多くの方が図入りで解説されています。

1. 2つ以上設定したパーティションはフォーマットを行っておく
ThinkPadの"Access IBM"を押すと、ハードディスクの不可視領域にあるOSが起動して、OSなどのリカバリーが行えます。複数のパーティションがある場合は「Cドライブのみリカバリー」が行えます。
このとき、あらかじめQTPartedで2つ以上のパーティションを設定し、フォーマットまで行っていないと、「Cドライブのみリカバリー」が行えず、1パーティションの出荷時の状態に戻ってしまいます。必ずQTPartedでパーティションの設定後にフォーマットまで行ってください。また、リカバリ−CDを使った場合も「Cドライブのみリカバリー」が行えませんのでご注意ください。

2. Dドライブ分はFAT32でフォーマットしておく
どうやらThinkPadのリカバリーOSではNTFSにデータを書き込めないようで、「Cドライブのみリカバリー」の開始直後に「展開できませんでした」というエラーで先に進めなくなるようです。なので、Cドライブ以外はQTPartedでFAT32フォーマットを行っておく方が安全だと思われます。Cドライブは作業開始後フォーマットされるので、NTFSフォーマットでも問題ありません。

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