2006-03-18

小菅デビュー

ついに東京・小菅の東京拘置所前で保釈された人物を撮る機会がやってきた。今まで逮捕者が小菅に送られても、その後開かれる会見などの取材があり、カーテンで車の中がまず撮れない「入り」はパスしていた。今回は保釈なので車の中が撮れる可能性が高い。しかし、アッという間に車は出て行ってしまうのでチャンスは一度しかない。失敗覚悟で挑んでみた。

17日午後2時前に拘置所の面会口前に行くとエライ数の報道陣。とりあえず車の進行方向を確認してから場所を確保。一応目の前を通る車で試し撮りをするが、保釈された人間が乗っている車種と違うので参考程度にしかならない。

午後3時7分、中村被告を乗せた車が出てきた。横の窓がスモークガラスなのと助手席後部に乗っているので、遠くからは顔を見られずカンで撮る。目の前を通るときにもダメ元で撮るがやっぱりダメ。撮れていたのは正面からカンで撮ったもののみ。露出がアンダーだったのが残念。

午後3時24分、今日のメインイベントである宮内被告の車が出てきた。同じ車なので正面から狙わないと確実に撮れない。面会口の門を通過時に車を撮って、しばらくシャッターを切らずに我慢して恐らく顔が写るであろう場所でシャッターを切る。目の前を通った時点でもシャッターを切るが各社一斉に車を追い始めるので、後から追いかけて車を取り囲む報道陣の様子を撮影。その後車を傷つけないように接近戦を挑む。

結果はやはり正面から狙った一枚が確実に撮れていただけで、後の接近戦は写っていても正面ほど鮮明ではなかったのでボツにした。それよりノーファインダーで撮った車を取り囲む報道陣の様子を撮ったカットの方が意味があると思ったのでこれを使うことに。

結局、宮内(写真上)、中村両被告の正面から撮った顔写真、宮内号を取り囲む報道陣の3枚を送った。

初陣としてはうまくいったと思う宮内の写真でも、まだアンダー目だったので、次回はもう少し光量を増やすか感度を上げて撮ってみるつもりだ。本当はミニカムという大光量のストロボを使うのだが、普通のストロボでどこまでやれるか頑張ろうと思う。

0 件のコメント: