D3Sを試用してみた
D3Sも先週プロ向け試用イベントがあったので試してきました。
詳しくは報告記事「D3S試用リポート 1.2倍モードになったワケは?」をご覧ください。
高感度画質はISO 6400位まで大丈夫じゃないか?と思うくらい、なかなかのものでした。
EOS-1D Mark IVと違って、データを持ち帰れたのでD3のISO 6400や3200と比べての感想です。
6400がいけそうだなと感じたのは、試写する環境があまり良くない割にノイズが少なかったからでした。
こちらが試写した画像データです。
D3SとAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの組み合わせです。
絞りF2.8、シャッタースピード1/30、ISO 12800、オートホワイトバランス、ピクチャーコントロールはスタンダード、JPEGで撮ってます。
ちなみに、昨年AFP通信の契約カメラマンとして取材したFIFA Club World Cupで撮ったこの写真は、D3とAF-S NIKKOR 400mm F2.8G ED VRの組み合わせで、絞りF2.8、シャッタースピード1/1000、ISO 1600でした。
D3SならISO 3200でも同じくらいの画質は期待できそうですが、サッカーの国際試合くらい照明がしっかりしていれば、D3でもまだまだいけるかなとも思います。やはり室内競技のほうがはっきり違いが出そうです。
AFの追従性は、暗い会場では何とも言えない部分もありますが、D3と比べて悪くはなってないという感じです。もっとも、ニコンは比較的暗い場所でもピントが合うので、Mark IVの試写会場のように照明がバッチリのところで動体を撮ってみないと、追従性がどの程度向上しているかを判断するのは妥当ではないでしょう。
ただ、一番重要とも言えるオートホワイトバランスの精度向上は暗闇に等しい会場では判断が難しかったです。それでも黄色みの強さが抑えられたかなという印象はありました。
人が溢れるようにいる割には会場が狭く、“暗闇試写”以外はじっくりさわれなかったので、別の機会に確認できればと思います。
AFボタンのストローク改善など、D3で気になった部分は改善されているようなので、導入できれば越したことはないカメラです。
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