2006-01-26

新体制の取材

24日、全日空ホテルで夜8時から行われた会見の取材に行ってきた。会場には会見開始の1時間前に着いたが、すでに同業他社の知人を含む50人近い写真記者、テレビクルーが来ていた。

同業他社が撮りにくいと困るので会場の下見をしたが、某社のように撮影位置の規制が無いことに一安心。しかし、演壇に5人分のイスがあるのに、席次表とか全員分の経歴書が無かった(社長と代取はあったが)。また、海外メディアの注目も高いのに、英語の資料がなかった。写真としては、比較的撮影ポジションが限定されず、自由に取材できる点では好印象なのに、こういう点は一写真記者として見ていると、もったいないと感じた。結局、会社の人と手分けをして各社に席次などを説明して、その場は乗り切った。

各社への説明と同時に、私の今後を心配してくれる知人へのあいさつに追われているうちに会見は始まった。取材そのものは特に問題なく終わったが、同僚記者KさんとT君によるとフジテレビが承諾もなしに二人の顔を撮っていたという。報じることと、のぞき見は違うんじゃないか。特に、フジの場合「とくダネ!」で23日に行われた社内説明会を、私たちが「24日に」報じたとの趣旨のナレーションが流れた。私が撮った写真を承諾なしに使いながら... 私たちは「23日に」報じているのだが。

結局ネタになれば事実関係など大した問題ではない、という考えの人もいるのかもしれない。私たちは今まで同様、会社とは距離をおき、事実を正しく伝えていきたいと思う。その点では、会社が経費を認めないために、総計300万円以上のカメラやパソコン、写真電送用FOMAなど機材代や通信費を全額自分で払っている現状は、かえって良かったのかもしれない。年収の半分以上が機材代に消えたので生活は苦しいが。

2006-01-22

問題企業に捜査の手

16日、「黒い飛行機」を飛ばすスターフライヤーの機体内覧会で羽田空港にいた。取材中の午後4時過ぎに写真週刊誌FのHさんや外国通信社のKさんから電話が。どうやら私が所属する問題企業にガサが入るらしい。

会社に戻る頃にはガサ入れは始まっており、特捜部のヒルズ入りは撮れなかった。あー、残念。いろいろな人に会うたびに所属社の問題を語ってきた私だが、ついにこの日がくるとは。とりあえず同僚T君と2名でヒルズに残ることにする。

ヒルズ入口には知り合いが多数取材に来ており、みな「会社よりも●●さん(私の名)大丈夫なの?」と心配してくれた。一年かけて各社に築いてきた人のつながりの暖かさを感じた。

結局その夜、23時半くらいまで粘ったが、どうなるか予想できなかったので帰宅した。しかしこれは大きなミスだった。早朝に行われた会見の様子を撮れなかった。残念きわまりない。ニッポン放送株の時は、別の取材が入っていた関係で第一声を撮れなかった。なんか肝心なときに撮れてない。先週は帰宅する判断を下した自分を責めたが、まぁ、終わってしまったことなので、これから起こることはガンガン撮って世に伝えていきたい。

2006-01-11

確定申告に挑戦?

自民党の仕事始めを取材後、政財界大御所カメラマンH氏(写真週刊誌F)とS氏の3名で自民党の食堂で昼食。H氏がおごってくれた。そのときにまた私の待遇についての話になった。大先輩お二人の話を総合すると「入社後に買った機材代をすべて確定申告せよ」ということだった。

今の会社では転職しない限り、給料が投資した機材代を回収できるだけの大幅増になることはあり得ない。今の年収とそのことをまた話したのだが、ひとまず税金だけでも取り戻したらというアドバイスであった。いままで転職はしても、ずっと正社員で働いてきたので確定申告なるものをやったことがないが、申告が認められれば財政再建中の我が家には多少なりとも足しになるので挑戦してみようと思う。

家に帰って領収書を集めだすものの、コンパクトフラッシュや充電池など、結構な値段がするわりに、取っておきたいと思わせるほどの"希少性"がないために捨ててしまった領収書もあり、全額申告するのは無理そうだ。まぁ、勉強にもなるので諦めずにやってみよう!

しかし、また会社を糾弾する記事になってしまった。もう少し楽しい話題も書かないと...

2006-01-06

そして2006年が始まった

5日から仕事がはじまりました。最初の日で自分で決めた取材以外は予定なしだったので、あまり機材を色々持って行くのはやめようと思って行ったところ、経済3団体の新年会の取材もすることになってしまいました。

現場に着けばかなり遠いところに舞台が。手持ちの機材ではかなり無理がありました。
今日消防出初め式でも思ったような写真が撮れず、基本が疎かになってきてるかな?と感じる仕事始めでした。

来週からは初心に帰って写真を撮りたいと思います。

写真は70-200mmで撮ったものを無理矢理使えるようにしたものです。あーあ。