2007-02-17

新タワーは大地震でも大丈夫

東武「1000年に一度の地震を想定した設計」

[私が過去にニュース媒体で出稿した記事の再掲です]

 首都圏の地上デジタル放送用電波塔「新東京タワー」建設の最終候補地となった墨田区で、同区と地元自治会などが建設を支援する「新タワー建設推進協議会」が19日に発足し、同区すみだリバーサイドホールで発会式が行われた。

同会の前身は地元で新タワーの誘致を推進してきた「新タワー誘致推進協議会」。発会式には、地元関係者など150人が参加し、高橋久雄・東京商工会議所墨田支部会長(高は「はしご高」)を会長、山崎昇・墨田区長を名誉会長に選出した。同会は新タワー建設実現への推進活動や、観光面でのまちづくりの推進する。

 発会式の席上、山崎区長は「観光と防災」をキーコンセプトとした、再開発の全体像を示す「グランドデザイン」を9月に発表すると述べた。また、事業主体である東武鉄道<9001>が、新タワー計画の進捗状況を報告。同社によると、新タワーは「1000年に一度の地震を想定して設計している」とし、マグニチュード7.9を記録した関東大震災クラスの地震が連続して10回発生しても耐えられるタワーを目指しているという。新タワーは2011年の完成予定だが、基礎構造などの基本設計については、今年度中に終えたいとの意向を示した。

今後の同会の活動について、同区地域振興部の河上俊郎新タワー・観光推進担当部長は「事業主体の東武鉄道と地元自治会・商店街や住民、墨田区が情報交換できる場にしたい」と語った。【了】

写真1:新タワーのイメージイラスト(提供:東武鉄道)
写真2:地元関係者ら150人が集まった新タワー建設推進協議会の発会式=19日、墨田区のすみだリバーサイドホールで(撮影:吉川忠行)



初出:2006年06月20日12時05分 吉川忠行/ライブドア・ニュース

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