新タワー 墨田などが報道否定
放送事業者から墨田区と東武には決定連絡なし
[私が過去にニュース媒体で出稿した記事の再掲です]
首都圏の地上デジタル放送(地デジ)用電波塔として計画されている新東京タワー(仮称)の建設予定地が、東京都内の「墨田・台東エリア」に決定したとの一部報道について、同エリアへの誘致を推進する墨田区と事業主体の東武鉄道は27日、「現時点では放送事業者から決定通知を受けていない」とライブドア・ニュースの取材に答えた。
決定を報じたのは共同通信社が25日に配信した記事。共同通信は、同日までにNHKと在京民放5局が新タワーの建設予定地を「墨田・台東エリア」に決定した、と報じている。14日には読売新聞が朝刊の一面で同内容を報じたが、この時も墨田区と東武は、放送事業者側から決定連絡が来ていないと報道を否定した。
新タワーは、NHKと在京民放テレビ5局で構成する「在京6社新タワー推進プロジェクト」が、地デジの首都圏の発信拠点として計画。高さは現東京タワーの約2倍となる600メートルで、東武の計画では地上350メートルと450メートルに展望ロビーと特別展望ロビーを設置する予定で、建設費は概算で約500億円と見込んでいる。
同プロジェクトは、2005年3月28日に「墨田・台東エリア」を第1候補地に、「さいたま新都心」を第2候補地に選定している。最終決定は05年12月末の予定であったが、協議時間の不十分を理由に06年3月末に延期されている。【了】
写真:「墨田・台東エリア」の新タワー建設候補地周辺=15日、東武鉄道業平橋駅で(撮影:吉川忠行)
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初出:2006年03月27日14時45分 吉川忠行/ライブドア・ニュース
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