2009-10-17

新タワーの高さが634メートルに決定

東武鉄道と東武タワースカイツリーは16日、東京スカイツリーの高さを634メートルに決定したと発表しました。東京タワーに代わる首都圏の電波塔となる新タワーの高さは当初610メートルと発表されていましたが、世界各地で新タワーより高い建造物の計画が進む中、見直しを図ったということです。

アンテナなどを取り付けるゲイン塔部分を延ばして634メートルにするので、展望台は計画通り第一が350メートル、第二が450メートルのままです。つまり、一番高い展望台は08年にオープンした中国・上海の上海環球金融中心(上海ヒルズ)の474メートルよりも低いことになります。

私がライブドアのニュースセンター時代に出稿した記事「新タワーより高い上海ヒルズ展望台」(06.12.1掲載)の取材を東武にした際も、展望台よりも建物としての「高さ世界一」を目指すとしていたので、この位の変更は当初から検討していたようです。

634メートルは「むさし=武蔵」を指しているとのことですが、日本国内はまだしも、海外まで考えると東京タワーの倍となる666メートルの方が覚えやすいし、インパクトもあったんじゃないでしょうか。

なんとか「無冠の帝王」にはならずに済みそうですが、展望台の高さは計画通りなので今一歩な感じが漂ったままの開業になるんじゃないか、というのが今回の発表に対する個人的な感想です。

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