2004-11-10

ネット護身術 -3. セキュリティーもろもろ-

今回はセキュリティーについて「どういう問題があるのか」を知っていただく程度ですので、各項目の詳細や各ソフトのインストール方法などはGoogleで調べたり、身近な詳しい人に聞いてください。聞ける人がいない方は僕でもかまいません。

コメントを頂いた皆さんの意見をふまえて、以下のような方を対象に書いてみます。
・ある程度ネットやパソコンの使用経験がある
・とりあえず「ブラウザ」が何かはわかっている
・ネットは危ないと聞いているが、どうすればパソコンを守れるかに興味がある
・詳細は自分でも調べてみる気がある

今回取り上げる「セキュリティー」とは、ウイルス、スパイウェア、不正アクセスについてです。対策ソフトの紹介はWindows版のみです。OS Xは機会があればやってみます。

ウイルスとは:
パソコンのセキュリティー分野で最も有名なものでしょう。
主にメールを介して感染するもので、感染すると自分のパソコンが誤動作を起こしたり、ウイルス自身がメールソフトのアドレス帳にあるメールアドレスにウイルスを送りつけたりします。
つまり、感染すると知らないうちに自分が加害者になる可能性があります
対策:
プロバイダのウイルスチェックサービスを利用するか、ウイルス対策ソフトを購入する(パソコンに期間限定版がついている場合あり)のがベストですが、どうしてもお金をかけたくない、というのであればウイルスバスターオンラインスキャンを試されてはどうでしょうか(Windows版のInternet Explorer 4.01以上が必要です)。
ウイルスの駆除はできませんが、感染しているかは調べられます。
~海外製でフリーのウイルス対策ソフトがありますが、英語という壁がある以上、万人向けではないので省略します。~

スパイウェアとは:
ウイルスが感染して悪さをするのに対し、スパイウェアはホームページを見た痕跡などから個人情報(IDやパスワードなど)を収集し、業者などに送るものです。
IDやパスワードが盗まれれば、またもや知らぬ間に加害者になる可能性もあります(同時に被害者にもなりますが)。
対策:
Spybot(webは英語。ソフトは日本語版あり)やAd-ware(webは日本語。ソフトも日本語版あり)のようなフリーのスパイウェア検出ソフトで自分のパソコンを調べてみてください。多かれ少なかれ検出されると思いますが、それが普通です。駆除すれば大丈夫です。なので週一回か月一回はチェックされることをお勧めします。

不正アクセスとは:
インターネットなど外部から不正な手段でパソコンやサーバーにアクセスされることです。役所のホームページが改ざんされた時などにニュースになりますが、相手は無差別に攻撃してきますので、有名無名は関係ないです。よって自宅のパソコンも攻撃される可能性はあります。
対策:
ADSLによる常時接続を例にご説明します。
通常は以下のように接続されていることが多いです。
 パソコン→モデムスプリッター→電話線→インターネット
しかしこのままではインターネットからパソコンが丸見えなので、ブロードバンド・ルーター(以下ルーター)をパソコンとモデムの間に入れることをお勧めします。
 パソコン→ルーター→モデム→スプリッター→電話線→インターネット
現在市販されているルーターは、ルーター本来の機能に加え、ファイヤーウォールに相当する不正進入防止機能が付いていますので、インターネットからパソコンが丸見えという状況は防ぐことができます。
ファイヤーウォールは許可された通信以外は遮断するので安全性が高まります。

このほか無線LANの危険性なども機会があればふれるつもりですが、興味のある方は「無線LAN 危険性」または「無線LAN 暗号化」などで検索されることをお勧めします。
無線LANは正しく設定しないと無線LAN機器を持っているご近所さんが勝手に自分の家のネットワークに入ってこれますので気を付けてください。

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