ネット護身術 -4. 学校などでパソコンを使ったら-
大学生だと学内のパソコンを使って就職活動を始めている人が多いと思います。
いままでは授業でWordやExcelを使う程度だったのが、住所などの個人情報を扱うことが増えているのではないでしょうか?
今回のお話は学内のパソコンだけではなくインターネットカフェなど、自分のパソコン以外を使う場合には特に注意が必要なことについてです。
今回の記事の主な対象:
・自前のパソコンが無く、外で学校などのパソコンを使うことが多い人
・パソコンは使えるが個人情報ってなんですか?という感じの人
学校などのパソコンを使う時の注意事項:
最低限以下のことには注意してください。
・クレジットカードや口座番号、暗証番号の入力が必要なサイトは利用しない
(インターネットバンキングなど。オンラインショッピングも自宅でやるべき)
→キーロガーという種類のスパイウェアで情報が盗まれる場合があります。
この種のサイトは自分でパソコンを買って対策済みの状態にしてから
使いましょう。
・Yahoo!メールなどのWebメールを使ったり、ログインするサービスを使った時は
必ずログアウトする (My Yahoo!やリクナビなど)
→ログアウトしないでブラウザを閉じただけだと、ブラウザの履歴表示から
他人に個人情報(住所、電話番号など)を見られる可能性があります。
・ブラウザを使ったら履歴とキャッシュ(一時ファイル)は削除する
前項と関連しますが、どこに個人情報が残っているかわかりませんので、
以下の手順でブラウザの履歴とキャッシュは削除しておくのが安全です。
-ブラウザがInternet Explorerの場合-
1. 「ツール」メニューから「インターネット
オプション」を選択。
2. 「全般」タブの「インターネット一時ファイル」に
ある2つのボタンを押す。
・「Cookieの削除」ボタン
・「ファイルの削除」ボタン
3. 「履歴」にある「履歴のクリア」ボタンを押す。
4. 「OK」ボタンを押して終了。
なお、自宅でもスパイウェアの被害がゼロになる訳ではありません。
前回説明したスパイウェアの対策をしていないと、自宅でインターネットバンキングをやったのに口座番号と暗証番号が第三者の手に渡ってしまった、ということもあり得ます。
外部のパソコンは自分以外の人が容易にアクセスできるので、勝手に預金が引き出されるなどの被害に遭う確率が高いということです。
また、どのパソコンからアクセスする場合でも(学校, 自宅を問わず)、掲示板にメールアドレスを記入することは極力控えてください。アドレス収集ロボットがネットを巡回していますので、知らぬ間に迷惑メールが届くようになる原因になります。
ご自分でホームページやブログを開設する場合も、メールアドレスは画像データに変換するなど、対策を怠らないようにしてください。
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