隅田川花火 新タワー決定祝う
約2万発が夏の夜空を彩る
[私が過去にニュース媒体で出稿した記事の再掲です]
夏の風物詩となった隅田川花火大会(同実行委員会主催)が29日夜、「新東京タワー」の建設候補地となった墨田区と浅草に代表される台東区の間を流れる隅田川で行われた。
隅田川の花火は、1733年5月に行われた水神祭で花火が打ち上げられたことを起源とする。1978年に復活した大会は今年で29回目。第1と第2の2会場から約2万発の花火が打ち上げられ、色とりどりの大輪の花が夏の夜空を彩った。
今回は両会場ともに「祝 新東京タワー決定!」をテーマにした趣向で幕開け。2011年に完成予定の新東京タワーの誘致が、墨田区の「押上・業平橋地区」に決定したことを祝し、笑顔をかたどった花火も打ち上げられた。
「後ろにも人がいますので、立ち止まらず進んでください」「携帯電話での撮影はやめてください」─。隅田川に架かる橋は交通規制が実施され、警察官が立ち止まろうとする観客に移動を促した。また、隅田川には屋形船が20艘(そう)ほど出ていた。大輪の花が夜空を焦がすと、船上からビール片手に花火見物する人たちと、橋の上から見物する人から大きな歓声があがった。【了】
写真1:29日、約2万発の花火が初の夜空を彩った隅田川花火大会(撮影:吉川忠行)
写真2:夜空に大輪の花が咲くと屋形船や橋上の見物客から大きな歓声があがった(撮影:吉川忠行)
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初出:2006年07月29日21時45分 吉川忠行/ライブドア・ニュース
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