EF-S 17-200mm F3.5-5.6 IS USMは出るのか?
24日にキヤノンの新型デジタル一眼レフ「EOS Kiss Digital X」の発表会(写真)があった。
家族向けの機種の発表なので、そろそろニコンの「AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)」に対抗するレンズが出るかと思ったら出なかった。これは一本でワイドから望遠までカバーしている上に、手ブレ防止機能もついている便利なレンズだ。
もしキヤノンで同種のものが出れば、EOS 30Dとこのレンズがあれば、たいていの取材はレンズ一本で済むようになる。
実際、D200と18-200mmという組み合わせは会見などでよく見かける。
報道の用途ではF2.8クラスの明るいズームレンズがどんな条件でもつぶしが効くため重宝がられている。
しかしISO 800以上の高感度を躊躇無く使えるようになった現在では、撮影内容にもよるが以前ほど明るいレンズにこだわる必要性は低下した気がする。重いF2.8ズームよりも、多少暗くても機動力のあるレンズの方が撮影に集中できると言う点ではメリットがある。
なんだか大砲を備えた戦艦を中心とした大鑑巨砲主義から、航空機と航空母艦を組み合わせた機動部隊に移行して行くような感じだ。
無駄に体力を消耗しないためにも、時と場合に応じて両方を使い分けられる時代がキヤノンにも早く訪れてほしいと思った発表会だった。
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