2006-04-30

またしても雨の小菅

堀江被告が保釈される見通しになったので、27日は朝6時半には東京拘置所前に着いた。今回も天気が良くない。着いた頃には雨がぱらつき始めていた。あたりを見ると、やはり他の被告とは異なり、早朝なのに脚立の数が多い。前夜、保釈後に拘置所前で会見をすると聞いていたが、そのまま車が出ていってしまう可能性もゼロではないので、ひとまずいつもの場所に2段脚立を置いた。

前回(熊谷保釈時)雨で大変な思いをしたので、前日にノースフェースのレインコートを購入しておいたが、これが体力と気力の温存に役だった。多少高くても快適に長時間過ごせる方が大切だからだ。靴も前夜に撥水スプレーをかけまくったので、水がすぐには滲みてこない。カメラやバッグもビニール袋で覆ったため、雨の心配は不要だ。

昼ごろになると、そろそろ保釈決定の一報が来るかなと思ったが、まったく来ない。場が閉まる3時を過ぎても変化がないので、これはまた明日来なければならないのかなぁ、という空気になる。この段階でひとまず拘置所前の写真を電送して、現状を報じる記事が出た。

結局7時頃に決定の連絡が入り、ある意味一安心。最後まで会見がどうなるかが揺れたが、最終的には門内であいさつしておしまいという事に落ち着いた。中村→宮内→熊谷とスカシ撮りをやってきたので、堀江も同様に門から出た車内を撮って、「4部作」は完結となった。

2006-04-15

初のコラージュ作成

上場廃止に関するまとめ記事用に名刺の写真を撮った。撮ったはいいけど、なんか絵的に間延びしてしまうので、どうにかならないかなぁと考えていた所、ある人物のあるポーズの写真を思い出した。

試しに名刺の写真に重ねてみた所、結構バランスがとれた。前々からまとめ記事にはコラージュも使ってみたいと思っていたので、実用第一弾として出稿してみた。まだまだコラージュの出来は不満足だが、これからも挑戦していきたい。

2006-04-14

株価ボード

1月16日以降、大きな株価の動きがありそうな時は、証券会社前にある株価ボードを撮ってきた。最終週となる10日から13日までの4日間は、ずいぶん前からすべて写真を撮ろうと決めていた。後は何日目にどこで撮るかを決めるだけだった。

4/10 雨の中、東京駅八重洲口にある新光証券前で撮影。ここは株価ボードのほか、ニュースが流れる電光掲示板があるので、2パターン撮れる。雨で傘を差している人が行き交っていたので、電光掲示板を撮った方を使うことにした。

4/11 前日が八重洲口だったので、この日は丸の内にある三菱UFJ証券前で撮影。ここは終値以外も表示されるので若干わかりにくいが、なかなか4753が表示されるボードが無いので貴重な存在だった。見つけ出すまで苦労したけど。

4/12 再び八重洲口の新光証券前。今回は株価ボードにした。このボードも事件になった頃は4753を表示していなかったが、しばらくして表示されるようになった。ただ、表示位置がかなり下の方なので、かばんを持った人が来るのを待つことが多かった。やっぱり株価ボードを見ている人がいることを想起させる絵柄にしないと、単に株価ボードを撮っただけの写真になってしまうから、この辺はこだわってみた。

4/13 取引最終日は東証で撮ると決めていた。11日に別件で東証に来た際に、職員の人から13日は撮影用に「サービス」があるらしいと聞いていた。
当日朝電話すると、「サービス」の詳細を説明してくれた。通常は午後3時に場が閉まってから、東証内の電光掲示板は約2時間かけて全銘柄を表示するのだが、4753までは早送り、直前にスピードダウン、再度早送りと、終値を2回撮れるようにするというものだった。記事では2回目に撮ったものが2枚(株価だけの記事と、まとめ記事)使われたが、1回目に撮ったのが右上の写真だ。

これでしばらく別の問題企業が出てこない限り、個別の株価を撮ることはないだろう。あとは日経平均ぐらいだろうし。
しかし、なんで最近生放送を始めた人たちは取引最終日すら自分たちで取材しなかったんだろう。千人以上の株主が訴訟を起こすほどの大事件なんだから、東証なり街中で取材すべきなんじゃないかなぁと、人様のことながら考えてしまった。

2006-04-10

D2Hs→EOS-1D Mark II N 半年経過

2005年10月からEOS-1D Mark II N(以下Mark II N)を使い始めてはや半年。
Mark II Nの長所や短所をまとめてみたい。

---長所---
・感度をISO100-1600のどこに設定しても問題ない画質
・天井バウンスでスピードライトを使っても色調が大きく崩れない
・オートホワイトバランスが概ね正確
・クロスセンサー以外のAFセンサーも結構正確
・ほぼレンズのオリジナル画角で使えるAPS-Hサイズのセンサー
・トリミングしても余裕のある800万画素
・意外と長持ちするニッケル水素電池
・構えやすいボディー
・アダプターを使えばNikonのレンズが使える

---短所---
・突如Err01が表示されて撮影不能になる(主に接点不良が原因)
・暗部ですぐに迷うAF
・AEがあまり信用できない(結局マニュアルしか使ってない)
・ISO感度、撮影可能枚数、撮影枚数のうち、2つしか液晶に表示できない
・スクリーンをEc-Sに替えないとピントのヤマがつかみにくいファインダー
・D2Hsと比較して長いレリーズタイムラグ
・縦位置写真の表示を「モニターでは横、PCでは縦」にできない
 (D2HsやEOS 30Dは可能)
・スピードライトを装着するアクセサリーシューが3か月経つと
 ガタガタになる
・ファインダーにゴミが入りやすい(D2Hsも同様の傾向あり)
・付属のストラップが肩から滑りやすい(NPSのストラップだと
 同じ服装でも滑りにくい)

結局、ホワイトバランスの安定性など、画質については文句はない。レンズのオリジナルの画角に近いAPS-HというセンサーサイズもAFエリアの分布も含めて使いやすい。
しかし、AEがNikonよりあてにならない事、暗い所でAFが使えない、接点不良のエラーが出やすいなど、画質以外の点ではD2Hsのほうが安心して使えるというのが感想。特にD2Hsも含むNikonのカメラではほとんど発生しない接点不良のエラーが頻発するのはどうかと思う。

レンズについても、EF70-200 IS/2.8とAF-S 70-200 VR/2.8Gを比較すると、Nikonのほうが操作しやすいし、画質も屋外で使っている分にはNikonのほうが良いと思う。昨今の何でもCanonが良くてNikonがダメと言う決めつけはいかがなものか。もし80-400がAF-S 80-400 VRII/4.5-5.6Gとかで出て、カメラ側のホワイトバランスの安定性が向上すれば、Nikonに戻した方が良いかもしれない。テレコンもNikonのほうが画質良いし。

画質以外のボディー側の信頼性が今後向上すると良いのだが、現状で売れている以上、改善を期待すると裏切られそうな予感がする。
NikonでもCanonでも良いが、D2HsのボディーにMark II Nの中身が入ったようなカメラが出てほしい。

1年後の感想はこちら

2006-04-06

雨の小菅は罰ゲーム並み

熊谷被告が保釈されそうだという事で、朝7時半に東京拘置所前へ行った。雨の中、すでに場所取りでテレビ各局が来ている割に、新聞・通信社はあまり来ていなかった。その後10時前にそれっぽい車が現れる。しかし1時間経っても出て来ないし、昼過ぎには一度出て行ってしまった。

車が拘置所に戻ってきて2時間ほど経った3時を過ぎると、熊谷被告を載せた車が出てきたが、ワイパーを動かしていないため、写真のとおりフロントガラスは水滴だらけ。顔が撮れるタイミングで撮ったのに、ぼやけてしまった。こういう姑息な手段を使うのは、被告が正当性を主張するにしても、後ろめたい事があるにしてもどうかと思う。世間を騒がせた人間としての説明責任を果たしていない。

結局8時間近く雨の中、カメラもカメラバッグも体も、すべてがズブ濡れの状態で出てくるのを待っていて、こういうセコい場面に出くわすとは。靴もズブ濡れで「ズブズブってこういう事なんだろうなぁ」と思ってしまった。雨もしんどかったが、風が冷たいのも追い打ちをかけた。いつ車が出てくるかわからないので、緊張しっぱなしだから精神的にもまいる。今後雨天時に張り込む場合は、こうした防寒対策も考慮しようと思う。

以外だったのはEOS-1D Mark II Nが2台とも雨で壊れなかった事。レンズ(24-70/f2.8と70-200/f2.8)やストロボ(580EX x2)も大丈夫だった。それでも次回からは防水対策は徹底しないと不安で仕方ない。特に今日は"小菅祭"の次に民主党代表選関係の取材が決まったから尚更だった。

その民主党関係の取材は菅直人と小沢一郎の会見。小沢の会見は一旦流れたが、菅の会見場所に着いたら急遽6時過ぎからやるという話が入ってきた。どちらの情報も知り合いから教えてもらった。ありがたい。再び菅の会見場所に戻って7時半から取材をして社に戻る。

なんとも長い一日であったが、車に乗った被告を撮る「スカシ撮り」は、今回成功した事で3戦3勝となった。心身ともにグッタリしたが、ベストは尽くせたので、良い一日でもあった。

2006-04-04

新東京タワー取材記

とうとう新タワーの「最終候補地」が決まった。この言葉はクセ者で、本当に建つかどうかはわからない。誘致側は「建設地」と断言してしまっているが...

31日の会見は放送事業者が開いた記者懇談会と、誘致側が開いた記者会見の2つで、共に出席できた。個人的には記者懇はNHK記者会に入っていないのでダメだろうと思っていたが、入れてもらえると聞いて一安心。いずれも色々な人の協力で取材できたようなもので、人付き合いの大切さを痛感した。

どちらの会場でも質問し、記事を書く上で必要な情報は得られた。記者懇では回答者がフジテレビの役員だったこともあり、会場が笑いに包まれた。記者会見では「最終候補地」と「建設地」の温度差を聞くと壇上から苦笑が。1年以上追ってきたネタなので、わからないことは会場で理解して書きたかったので、共に質問できたのは良かった。

4月に入り選にもれた候補地では誘致団体が解散したり、はたまた純粋な観光タワーの建設を目指したりさまざまだ。本当にすみだタワーが出来るかも含め、今後もこの話題を追っていきたいと思う。

2006-03-26

Windows Storage Server 2003

ある会社で4年前にセッティングしたDELLのNASをリプレースする事になった。扱うドキュメントの量が今後増える事や、データを検索しやすくする環境を構築するのが目的。4年前はDELLのNASというと松竹梅のように3種類程度クラス分けがされていたのだが、現在は1種類のみ。最近はラックマウントのNASは流行らないのだろうか。ハードウェアRAID 5、1TBのHDD、1GBメモリと、以前とは比較にならない仕様でもかなり安価になった。OSはWindows Storage Server 2003だった。

ただ、いざセッティングを始めると、このOSがくせ者だった。Windows XPからNASにアップしたデータをMac OS 8.6や9.0で見るとフォルダ名が「???」になったり、逆にMac OS 8.6からNASにアップしたデータをXPで見るとファルダ名が文字化けしたりと、以前のWindows 2000 ServerベースのNAS OSと違って、すぐ使えないOSだった。ほかにも、ローカルユーザーを追加しても、リモートデスクトップで細かい設定をしないと、MacからNASへデータを書き込めなかったりと、かなり手こずった。

上述のフォルダ名が化けてしまう件は、以下のやり方で対処した。
・Windows Storage Server 2003のリモートデスクトップを起動する
・コントロールパネルの「地域と言語のオプション」を開く
・「詳細設定」の「Unicode対応でないプログラムの言語」を日本語にする
 (デフォルトは英語)

文字化けということと、XP上で文字化けしたフォルダ名を調べたら
Unicodeっぽかったから、言語系の設定をいじれば何とかなるだろう、
という予想でやってみた。
手こずったが元・動作テスト屋としては、やりがいのあるものだった。

2006-03-18

小菅デビュー

ついに東京・小菅の東京拘置所前で保釈された人物を撮る機会がやってきた。今まで逮捕者が小菅に送られても、その後開かれる会見などの取材があり、カーテンで車の中がまず撮れない「入り」はパスしていた。今回は保釈なので車の中が撮れる可能性が高い。しかし、アッという間に車は出て行ってしまうのでチャンスは一度しかない。失敗覚悟で挑んでみた。

17日午後2時前に拘置所の面会口前に行くとエライ数の報道陣。とりあえず車の進行方向を確認してから場所を確保。一応目の前を通る車で試し撮りをするが、保釈された人間が乗っている車種と違うので参考程度にしかならない。

午後3時7分、中村被告を乗せた車が出てきた。横の窓がスモークガラスなのと助手席後部に乗っているので、遠くからは顔を見られずカンで撮る。目の前を通るときにもダメ元で撮るがやっぱりダメ。撮れていたのは正面からカンで撮ったもののみ。露出がアンダーだったのが残念。

午後3時24分、今日のメインイベントである宮内被告の車が出てきた。同じ車なので正面から狙わないと確実に撮れない。面会口の門を通過時に車を撮って、しばらくシャッターを切らずに我慢して恐らく顔が写るであろう場所でシャッターを切る。目の前を通った時点でもシャッターを切るが各社一斉に車を追い始めるので、後から追いかけて車を取り囲む報道陣の様子を撮影。その後車を傷つけないように接近戦を挑む。

結果はやはり正面から狙った一枚が確実に撮れていただけで、後の接近戦は写っていても正面ほど鮮明ではなかったのでボツにした。それよりノーファインダーで撮った車を取り囲む報道陣の様子を撮ったカットの方が意味があると思ったのでこれを使うことに。

結局、宮内(写真上)、中村両被告の正面から撮った顔写真、宮内号を取り囲む報道陣の3枚を送った。

初陣としてはうまくいったと思う宮内の写真でも、まだアンダー目だったので、次回はもう少し光量を増やすか感度を上げて撮ってみるつもりだ。本当はミニカムという大光量のストロボを使うのだが、普通のストロボでどこまでやれるか頑張ろうと思う。

2006-03-15

記事を書く事が多い週

今週は月曜から記事を書くことが多い。練馬のタワー計画やPSE問題、新東京タワーの進捗と、自分が追ってきたものと前職に関係のある問題が続いたからだが、どれも何となくサブカル系の中身だ。客引き問題とかもどちらかと言えばサブカル系か。

PSEについてはもっと色々調べたいが、体が複数ある訳でもないので、資料の調査は出来てもフィールド調査の時間をどう作れるかが課題。某企業の問題が一段落すればと思っていたが、かえって色々起こりそうな状況になってきたのではと感じる。

ただ、PSEは法律の問題なので多くの媒体が取り上げている。新東京タワーの様に「ドブ板取材」ができないなら、やる意味がない。読む人にとって有意義な情報を出す切り口を自分なりに探りながら考えようと思う。この3ヶ月は写真特集を手がけられなかったのも心残りだが、一連の騒動を取材する事が、自分がやらなければならない写真特集だったと言えるかもしれない。

2006-03-12

職業病?

最近職業病かと思われる症状が数点。もう少し余裕を持って暮らさないと、と思いつつも不安定な環境に生き続けると人間こうなるかなと思う今日この頃。

・「初NIKKI」を「初NIKKEI」と読み違える
後輩の日記を見たときに「NIKKI」を「NIKKEI」と読み違えた。やはり日頃「NIKKEI」を見ている影響か。

・夢の中で「Jリーグ破綻」を取材していた
破綻とか粉飾といった経済ニュースを取材する事が多かったり、我が身に降り掛かっているからか、かなりリアルな夢であった。しかしサッカーやらないのに、なぜJリーグ破綻?TOTOが儲かってないのに国が悪あがきしてるからか?TOTOは石原都知事も言っていたが、金額を抑え過ぎ。キャリーオーバーで今までにないような大金が当たらないともうダメでしょ。

・夢の中で某国での虐殺現場にいた
取材なのか人質なのか、なぜその場に居たのかはわからない。かなり気持ち悪い話だが、夢の中では冷静に受け止められていた。なんだろう、自分の命もあとわずかなのだろうか。

2006-03-06

商店街はどうなっていくのか

最近商店街の加入促進をテーマとした「全国商店街加入促進サミットin世田谷」を僚友と取材した。商店街内に大手企業が出店しても加入しないなど、色々問題が生じているという。

今回のサミットを知ったのは昨年行われた東京都の「商店街グランプリ」を取材した時だった。このグランプリ自体も元々地域問題を研究してきた私に取って興味深いもので、確か都のホームページで発見して取材する事にしたのだと思う。こうして取材が次の取材を生むスタイルをこれからも大切にしていきたい。

最近の商店街事情について近所のお弁当屋さんで聞いた話だと、自分のお店のことで精一杯という所が多いそうだ。大きな企業も追いたいが、初心に戻ってもう少し地域の問題なども取材したい。

写真はサミットで挨拶する全国商店街振興組合連合会の桑島俊彦理事長。企業の会見と同じく、ロゴを人物に絡ませてみた。看板が天井から吊ってあり、かなり無理矢理だったけど。

2006-03-03

Bloggerへの移行計画

エキサイト以外に 使いやすいブログを求めてBloggerでの投稿テスト。
しばらくテストして問題なければ本格移行したい。

カテゴリー:このブログについて

2006-02-27

冷凍エビと生きたエビの違い

土曜の昼に天ぷらをごちそうになった。今日のエビがおいしいとご主人に言ったところ、夜のメニューで出しているエビを出してくれたそうだ。ご主人曰く「昼も夜も来てくれるお客さんに『昼と夜で何か違うの?』って言われちゃったことがありますよ」とのこと。料理を出す側としては、なんとも頑張りようのない言葉である。

「天ぷらは素材の味で決まっちゃいますからね。何が違うのって言われちゃったら、毎朝早く仕入れに行ってるのって何なんだろうって思っちゃいましたよ」。昼と夜では値段が違うのだから食材も違って当然で、このお店ではお昼は冷凍エビ、夜は生きたエビを使っているそうだ。お金をお昼以上に出してもらうからには、よりおいしいものを出したいとの思いで早朝から市場へ行っているのに、違いがわかってもらえなかったのは結構ショックだったのだろう。ここのご主人は料理のこだわりだけではなく、厨房やお店をいつも自分できれいにしていて、料理人の鏡みたいな人だけど、こんなこと言われていたんだなと、話を聞いていた自分もショックだった。

ご主人の仕事ぶりを見ていて、手を抜かずにやることの大切さを改めて感じた。例え一部のお客さんにはわかってもらえないにしても。自分自身が一生懸命やるか、全くやらないの両極端な所があるので、これからどんな仕事をしていくかはわからないけど、常に手を抜かない姿勢でいたいと思う。

2006-02-20

確定申告に挑戦 -医療費編-

昨年は取材先で意識を失い、2月末から3日ほど入院したので、医療費控除が受けられるか計算してみた(ちなみに仕事中の入院なのに欠勤扱いという社員に「やさしい」会社だ)。

国税庁のウェブ(医療費控除関連)によると、私の場合は以下の式で算出することになる。

(実際に支払った医療費の合計額-健保組合の付加給付額)-10万円=医療費控除の対象額

私が払った医療費は10万円弱で、健保からの給付金もあったから、医療費控除の対象にはならないことがわかった。あとは「実際に支払った医療費」というのが、「本人負担額」であることが確認できれば申告しないで済む。まぁ3日くらい入院して歯医者に行った程度ではこのシステムは関係ないということがわかっただけでもよかった。今後は今回作成したExcelのシートを流用して確認しようと思う。

さて、機材代の方であるが、どうも「給与所得控除」の額より70万ちょっと多くかかっている。なので即申告といきたいが、「特定支出控除の特例」に該当するかが問題。国税庁のウェブを見る限りでは、会社が金を出さない機材や深夜取材のタクシー代(総選挙の時のもの)は難しそうだ。これについては、捜査の進捗を見つつ税務署に聞きに行ってみようと思う。

機材についてはある人物とその上司と私の間で色々あるのだが、それは機会があればどこかで書きたい(できれば実名で)。ちなみに2人とも記事を書いたり編集する人物ではないことは明言しておこう。

2006-02-17

Ec-S体験記

なんだかオタ的なタイトルが嫌だが、この「Ec-S」というEOS-1D Mark II N用のフォーカシングスクリーン(焦点板)を使い始めてはや1カ月。ネットを見ていても使いやすい/にくいと賛否両論のようなので、使用感を書いてみたい。

結論から言うとF2.8常用であれば、Ec-Sのほうが付属の焦点板よりピントを合わせやすいのは間違いない。だからオートフォーカスでピントがイマイチきてないときはマニュアルで調節しやすいし、マニュアルのみでも撮りやすい。Ec-Sに交換する前はとてもマニュアルでピントを合わせようとは思わなかった。

また、会見や講演などでEF100-400mm F4.5-5.6を多用するが、F5.6でもさほどファインダーが暗いという感じはしない(確かに付属品よりは暗いけど)。いわゆる真っ暗で見にくいわけではないので、ニコンのF3などのMFカメラを使っていた人なら違和感はないと思う。

ネットでもEc-Sが付属品でもいいのでは?というコメントを見かけたが、私もそう思う。D2HsからEOS-1D Mark II Nにメインを替えたときファインダーの見にくさは痛感していたが、Ec-Sにしたことでこの不満も解消された。やはりピントのヤマがつかみやすい方が撮りやすい。

2006-02-09

Thunderbird 1.5の迷惑メール機能って

迷惑メールに「迷惑マーク」を付けると、メールが開封済みになってしまう...
1.0.xは既読にならずによかったに、なんでこんな仕様なのだろう。1月の中頃から使っているけど、早いところフィックス版が出て欲しい。

あと、迷惑メール機能ではないけど、どうやらThunderbird 1.5→Eudoraに添付ファイルを送ると不具合があるようだ。不具合といってもファイルが壊れるとかではなく、Eudora側でメール上からファイルをクリックしても開かないといった感じ。対応策を調べるのが面倒なので、添付ファイルを送るときはEudoraから送っている。

メーラーで互換性が問題になるのはHTMLメールの表示と添付ファイルの扱いが多いと思うので、Thunderbirdもこの辺が賢くなってくれればなぁと思う今日この頃。
あと、日本語入力ONの状態でもスペースキーでスクロールできるようにしてほしい。

2006-02-04

写真は事実を半分しか伝えられない

これはピュリッツアー賞を受賞した米国の報道写真家、エディ・アダムス氏(2004年に71歳で逝去)が以前、NHKの番組で語った言葉の一節だ。南ベトナムの国家警察長官が北ベトナムのゲリラ将校の頭を銃で撃ち抜き、処刑した瞬間を彼が撮ったときを例に挙げていた。

テレビを見た時の記憶を基に彼の話を書き起こすと、以下のような内容だった。
「写真というものは事実を半分しか伝えられない。グエン・ロアン(南ベトナムの警察長官)は、休日には娘にフランス語を教える良き父親であり、(処刑写真の)前日には(グエンが処刑している)ベトコンに部下を皆殺しにされていた。しかし、彼はベトコンを銃で処刑した写真により、悪者扱いされた。この写真を撮ったときは戦争であり、平時ではなかったのに」

つまり、写真を見ただけでは、「グエン=ベトコンを殺した悪者、ベトコン=処刑されたかわいそうな人」という図式ができてしまう。多くの人には、なぜグエンがベトコンを処刑しなければならなかったかが、正しく伝わらないのだ。

右の写真は、僕が撮った某社社長逮捕後の社内の模様である。この写真は無断で(一部事前連絡あり)テレビ各局が使用しているが、大体の番組では写真を大写しにして、下を向いた社員のところで次の画面に切り替える使い方をしている。

しかし、彼らは本当に落胆して下を向いていたのだろうか?このカットを撮った時は話が始まってだいぶ時間が経った頃で、暗い話ではなくても普通の人なら下を向いていてもおかしくない時だ。「下を向いているのは事実だが、落胆しているかは個人による」ということだ。もしかしたら「あー、早く話が終わんねーかなー」位の気持ちかもしれない。

この写真は社員が下を向いているという事実は伝えているが、なぜ下を向いているかまでは伝えきれていないと思うし、むしろ見た人に「落胆している」ことを想起させる写真になってしまったのかなとも考える今日この頃だ。写真は事実をすべて伝える事はできないし、それでも良いと思うが、撮る側と見る側にはこうした認識が必要だとつくづく感じる。認識がないから簡単に誤解が生じるのだろう。

写真は事実を半分しか伝えられない。この言葉を戒めとして今後も報道写真を撮っていこう。

2006-01-26

新体制の取材

24日、全日空ホテルで夜8時から行われた会見の取材に行ってきた。会場には会見開始の1時間前に着いたが、すでに同業他社の知人を含む50人近い写真記者、テレビクルーが来ていた。

同業他社が撮りにくいと困るので会場の下見をしたが、某社のように撮影位置の規制が無いことに一安心。しかし、演壇に5人分のイスがあるのに、席次表とか全員分の経歴書が無かった(社長と代取はあったが)。また、海外メディアの注目も高いのに、英語の資料がなかった。写真としては、比較的撮影ポジションが限定されず、自由に取材できる点では好印象なのに、こういう点は一写真記者として見ていると、もったいないと感じた。結局、会社の人と手分けをして各社に席次などを説明して、その場は乗り切った。

各社への説明と同時に、私の今後を心配してくれる知人へのあいさつに追われているうちに会見は始まった。取材そのものは特に問題なく終わったが、同僚記者KさんとT君によるとフジテレビが承諾もなしに二人の顔を撮っていたという。報じることと、のぞき見は違うんじゃないか。特に、フジの場合「とくダネ!」で23日に行われた社内説明会を、私たちが「24日に」報じたとの趣旨のナレーションが流れた。私が撮った写真を承諾なしに使いながら... 私たちは「23日に」報じているのだが。

結局ネタになれば事実関係など大した問題ではない、という考えの人もいるのかもしれない。私たちは今まで同様、会社とは距離をおき、事実を正しく伝えていきたいと思う。その点では、会社が経費を認めないために、総計300万円以上のカメラやパソコン、写真電送用FOMAなど機材代や通信費を全額自分で払っている現状は、かえって良かったのかもしれない。年収の半分以上が機材代に消えたので生活は苦しいが。

2006-01-22

問題企業に捜査の手

16日、「黒い飛行機」を飛ばすスターフライヤーの機体内覧会で羽田空港にいた。取材中の午後4時過ぎに写真週刊誌FのHさんや外国通信社のKさんから電話が。どうやら私が所属する問題企業にガサが入るらしい。

会社に戻る頃にはガサ入れは始まっており、特捜部のヒルズ入りは撮れなかった。あー、残念。いろいろな人に会うたびに所属社の問題を語ってきた私だが、ついにこの日がくるとは。とりあえず同僚T君と2名でヒルズに残ることにする。

ヒルズ入口には知り合いが多数取材に来ており、みな「会社よりも●●さん(私の名)大丈夫なの?」と心配してくれた。一年かけて各社に築いてきた人のつながりの暖かさを感じた。

結局その夜、23時半くらいまで粘ったが、どうなるか予想できなかったので帰宅した。しかしこれは大きなミスだった。早朝に行われた会見の様子を撮れなかった。残念きわまりない。ニッポン放送株の時は、別の取材が入っていた関係で第一声を撮れなかった。なんか肝心なときに撮れてない。先週は帰宅する判断を下した自分を責めたが、まぁ、終わってしまったことなので、これから起こることはガンガン撮って世に伝えていきたい。

2006-01-11

確定申告に挑戦?

自民党の仕事始めを取材後、政財界大御所カメラマンH氏(写真週刊誌F)とS氏の3名で自民党の食堂で昼食。H氏がおごってくれた。そのときにまた私の待遇についての話になった。大先輩お二人の話を総合すると「入社後に買った機材代をすべて確定申告せよ」ということだった。

今の会社では転職しない限り、給料が投資した機材代を回収できるだけの大幅増になることはあり得ない。今の年収とそのことをまた話したのだが、ひとまず税金だけでも取り戻したらというアドバイスであった。いままで転職はしても、ずっと正社員で働いてきたので確定申告なるものをやったことがないが、申告が認められれば財政再建中の我が家には多少なりとも足しになるので挑戦してみようと思う。

家に帰って領収書を集めだすものの、コンパクトフラッシュや充電池など、結構な値段がするわりに、取っておきたいと思わせるほどの"希少性"がないために捨ててしまった領収書もあり、全額申告するのは無理そうだ。まぁ、勉強にもなるので諦めずにやってみよう!

しかし、また会社を糾弾する記事になってしまった。もう少し楽しい話題も書かないと...